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ホンダタクト 信号待ちでのエンジンストップ / エンジン不調

ホンダタクトで走行中に信号待ちでエンジが止まるとの症状で修理依頼が入りました。
キック始動にてエンジンをかけると始動するがアクセルを戻すとエンジンがストップすることを確認。

溶剤にてカーボンの除去を試みるが症状が改善せず、エンジン分解しシリンダー内の状態を確認すると下記画像のようにバルブに多くのカーボンが堆積し、圧縮漏れを起こしていることが確認できた。

カーボンを除去し組み立てるとエンジンの不調は改善した。
写真のようにバルブにカーボンが付着しエンジンの回転で潰しきれないと圧縮が漏れてしまいエンジンが止まってしまいます。

さらにひどい場合はエンジン始動もしないのですが今回は圧縮圧が低い程度なのでアイドリング時のストップといった症状になったようです。

カーボンは乗っていると必ず発生するのですが、発生する量を減らすことは可能です。
オイル・エアエレメントの定期的な交換や、乗り出し前にエンジンの暖気を行うなどの取り扱い方法でカーボンの発生は少なくなります。
こういった予防整備や運転方法で症状が出る確率は減らすことができるので車両のメンテナンスや運転を一度見直してみるのもいいですね!